0013年 7月20日 1話

2/8
47人が本棚に入れています
本棚に追加
/214ページ
本当に自分で動けないくらい具合いが悪ければ最悪の最悪お願いするかもしれないが、オレは仮病でピンピンしているのだ! オレは、丁重にお断りして薬を貰い無事帰還したのだった。 そして翌日になった今日!元気になったオレは授業を受ける為に教室にいるという訳になる! 元気になったというか、初めから元気なんだけどな。 「起立!気をつけ!礼!着席!」 こうして、敗戦を期して、泥水をすすった4人は女性軍との開戦2日目を迎える! 1時間目オレは教科書を立てて、モールス信号の本を机から半分引き出し、ノートに書きながら、必死に英語みたいに覚えていた。 横ではキッドが、同じく教科書を立ててるのは変わらないが、机に突っ伏してヨダレを垂らして寝ている。 …羨ましいな! …オレだけ一生懸命過ぎだろ! オレは、消しゴムをちぎりキッドの頭に向かってデコピンみたいに指で弾いて飛ばした。 見事にほっぺたに当たってキッドが目を覚ます! 《おい!つまんない事すんなよ!オレは3時間目まで寝るんだ!つまんない事で起こすんじゃねー。》 そう小さな声でオレに言い、また眠りについた。 …この野郎! …今は寝てればいい。 …オレが、勉強し過ぎてオーバーヒートしたら、道連れにしてやる! こうして1時間目の授業が過ぎ、休み時間が来た。 ダイ、ジャイがオレの席に歩いて来た。 オレは勉強をし続けていた。     
/214ページ

最初のコメントを投稿しよう!