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第1章 知られたくない秘密
桜が舞っている季節。
今日から2年生、私の学校は、クラス替えがほんとは無いのだが、今年だけ
やることになってしまった。
原因は、去年の私達のクラスにある。
私は、中学2年生黒羽優希。
2年生の初めにクラス替えがあり、仲のいい木村瑠衣とはなれてしまった
「るいとクラスはなれたくない」
「そんなこと言わないの。今のクラスで友達つくりなさいよ」
「はいはい。お母さんみたいなこと言わないでよね」
「今日、一緒にかえれる?」
「いいよ。一緒に帰ろうね」
「じゃあ、そろそろクラスに戻るから、ゆう頑張ってね」
「あ、後ゆう去年のこといつまでも引きずってちゃはだめだよ」
私達のクラスは、去年担任の先生に対しての授業妨害そしてレイプなどがあり、全クラスクラス替えとなってしまった。去年担任だった先生は今だに学校を休んでいる。
「…の」
「あの、大丈夫ですか?」
「ごめん、ボーとしてた」
彼女はクラスメイトの谷口由衣このクラスで唯一話しかけてくれる子だ。
「聞きたいことがあるのですがいいでしょうか?」
「去年起こったこと聞きたいんですが」
「え?」
なんでこの子が去年起こったことを知っているの?クラスの人以外知らないはずなのに…
もし、この子が他の子に喋っていたとしたら学校にいられなくなってしまう
それにあのことがバレてしまったら
一旦冷静にならなくちゃ
「ここで話すのもあれ何で別の場所ではなしませんか?」
「そうね、そうしましょう」
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