アオイトリ

56/58
250人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
「あ! 流れ星!」 「え! ウソ。どこ?」 それを見て、あおいが指差した。 真宮さんには見えへんかったみたいやけど。 そうか。あおいには見えたんか……。 よかったな。おチビちゃん。 なかなかロマンチックなことするやないか。 俺は、あおいの目に触れるようなことはできないけど、流れ星を見たと思って嬉しそうに笑ってる顔を見られただけで、8年この世を彷徨っててよかったなって、心の底から思えた。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!