ⅩⅡ

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「司先輩、肘痛めてたみたいで、それでも無理してやってたみたいなんです。 でも、サーブで負荷がかかりすぎて…」 オレはレフェリーと監督と話す司をじっと見つめる。 …あいつ、そんな素振り全く見せてなかったのに…。 オレの前では見せないようにしていたんだろう。 またそれが腹が立った。 なんなんだよ、あのバカ…。 オレは色んな感情を堪えながら、それを見守った。 少しして、試合は再開されたが、ガタがきていた司は1-2で負けてしまった。
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