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 花芯の先をエミリオが掠める。そのたびに蜜口がきゅんと締まり、アリエッタは太腿を擦り合わせてエミリオを締め付けた。 「……アリエッタ、……アリエッタ……ッ!」  アリエッタの腰を両手で押さえながら、エミリオが激しく腰を揺さぶる。ぬちぬちと淫猥な音が、月明かりの木立に響いていた。 「あっ、は、……エミ……様ッ、あッ……」  必死に口を押さえても、声を堪えることなどできなかった。エミリオの身体にしがみつき、首元に顔を埋める。アリエッタのくぐもった喘ぎ声は、エミリオをさらに興奮させた。 「アリエッタ、いくっ……も、イクッ……!!」 「エミリオ様ッ、エミリオ様ッ……!」 「くっ……は、……んああっ!」  切なげな声をあげるとともに、エミリオはアリエッタの内股に白濁を吐き出した。  アリエッタを掻き抱く両腕にぎゅうっとちからが籠められる。熱くてどろりとしたものが、アリエッタの太腿を流れて落ちた。  草の上に崩れ落ちるように座り込んだふたりは、息を荒げたまま、しばらくのあいだ呆然とみつめあっていた。
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