第1章

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昔はヘルメットみたいな器具を装着していたり、タンクベッドのような器具へ入っていたそうだが…今では筐体型の本体と首に付ける器具と眼鏡型器具にてアクセス可能ってな。 故に、この新型ゲーム機のお陰で庶民にもVRへ手が出せる様になったってぇ訳さね。 だからさぁ、俺みたいな貧乏年寄りでも手が出せるてねぇ。 さてさて、買って来たVRゲーム機の設置も終わりコントローラーも身に付けた事だし…早速ダイブインってな。 そんな訳で…VRMMOってぇRPG物ゲームへとアクセスしたのだが… 何処だぁっ、此処はぁっ? 下は青空に浮かぶ雲ってか? 大陸が雲の切れ間に見えてるってぇ感じだが…落ちたらお陀仏なのかねぇぃ? 戦々恐々って感じで雲の切れ間を覗いてってぇとぉだぁ。 「どうやら、お待たせした様ですね」ってぇ行き成り声を掛けられた。 「うぉいっ!」って、思わず声をよぉいっ。 いやねぇぃ…驚いて雲の谷間によぉぃ。 いや、落ちなかったが…危なかったぜぇぃ、おい、よぉぅ。 冷や汗を掻きつつ振り替えれば…翼を背負った若い姉ちゃんが俺の後ろに立っていた。 脅かすなや。 っか…気配絶って人の後ろに立つって…その筋のモンけぇ? ん?このシチュエーションって…雅か… 「転生チート…キタァァァァッ」って、いや、思わずなぁ。 俺も歳だかんよぉぃ、とうとう… 「いや、違いますからねぇっ!  これ、VRMMORPGのトラベラーズの導入部ですからぁっ!」 「おおぅ…天使のネーちゃんから突っ込みたぁ…恐れ入ったぜぇぃ」 思わず告げつつ…ううむぅ…中々の胸部装甲を… いや、ガン見はせんよ、流石に失礼だからよぉぃ。 でも、な…ちと、視線が…仕方あんまい。 昔よりは枯れて来たとは言え、それは、それ、矢張り男だかんねぇぃ。 いや、女性の膨よかたる胸部装甲に男の視線が引き付けられるのは自然の摂理なのである。 いや、本当、本当だってばよぉぃ。 人は猿、猿人より進化したってぇ言われるが…サルは発情期に尻が赤くなる訳だ。 それは四足である事で有効ってなぁ。 では、2足歩行となった人はってえとぉ、尻は目線より下になる為に目立たなくなる訳で…代わりにアピールポイントとして発達したのが…そう、胸部装甲って訳さねぇ。 ま、一説ってぇ事で、本当かは保障はしねぇが…そう言う説もあるってぇ訳だねぇ。 だからさぁっ、視線が行くのは仕方が無い訳で…コホン。
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