32人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
メノウの屋敷に戻ってきた僕達だが今日は、恋人同士一部屋ということに。
空気を読んだらしいメノウのはからいだった。
さて、僕としては、他のメノウとラティ、シオンとリゼルのカップルがどちらが主導権を握るかの戦いが始まりそうで面白そうだなと思っていたりした。
明日辺り聞いてみるのもいいかなと僕は気楽に考え、クロウと一緒にベッドで寝ようと僕は思っておりました。
ですが現在僕はクロウにベッドに押し倒されて、僕を見つめている。
何となくクロウから、好物の獲物に食らいつこうとしているように見える。
「え、えっとクロウ、僕をどうするつもりなのかな?」
「ん? もともとそろそろ我慢できなくなりそうだったし、もうこうなったら……イズミを襲おうかと」
「やめてぇ~、うぐっ、やり方がよく分からないので勉強時間をください」
よし、お預けしたろ、と思った僕ですがクロウがそれに微笑み、
「今、逃げようと思っただろう」
「いえ、ソンナコトハアリマセヌ」
「笑って誤魔化したイズミも可愛いが、今日は逃さないぞ」
「ま、待てっという服のボタンはずさないでようぅ」
「イズミに自分で脱がさせたらいつまでも終わらなそうだしな。もう俺は我慢できないし」
最初のコメントを投稿しよう!