とある学園にやって来た。

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「責任とって、俺の嫁になれ!」 「……え?」 「というわけで、捕まえさせてもらう!」  それと同時に僕に向かってその全裸の男が走ってくる。  予想外の出来事に僕は悲鳴を上げて、荷物を放り出してその場から逃げ出す。  けれど僕の背後からは、僕を追いかける様な地面を蹴る足音が聞こえる。  僕は更に悲鳴を上げて、全力で走り続ける。  どうしてこんな事に!   僕はそう思いながらこれからの学園生活に不安しか感じられなくて、もうお家に帰りたいと思う。  僕の名前は、水無月悠真(みなづきゆうま)、16歳。こうして僕は、後から分かるのだけれど、僕の人生でとても大切な“未知”との遭遇を、この時果たしたのだった。  謎の裸の男に追いかけられていたが、途中複数人の足音と共に、 「会長、服を着てください! そして見知らぬ一般人を追いかけないでください!」 「そうです、悲鳴を上げているじゃないですか!」 「そもそもその子、今度来たばかりの転入生じゃないですか、そんな子に何をやっているんだですか会長!」
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