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学習能力も高く、超能力ももつもの達がこの第一高校に集まってくる。
中学校は普通の学校にかよっていたので、僕のような超能力を持っている人にあまりあったことがない。
なので、かなり楽しみである。
そう思ってにこにこしていたのか、となりの少女に話しかけられた。
「あら、あなた楽しそうね。」
「え?そう?顔に出したつもりはなかったんだけど」
「バレバレよ!」
その少女は、続けてそう言った。
「この学校に入って、楽しそうにしているなんて、あなたなかなかやるわね。」少女は畳み掛けるようにそう言った。
「え、そう?」
とぼけたつもりはなかったが、彼女の勢いに押されて、そう応えてしまった。
「そうよ、この学校のことは当然知っているんでしょ」
「まあ、なんとなくは。」
彼女がたずねて来たので、そのまま答えた。
「なんとなくは、じゃないわよ!!ここの学校に入った瞬間からバトルは始まっているのよ!!」
「バトルかぁ」
彼女は、テンションを上げて詰め寄ってきた。
「そうよ、超能力バトル。あなたも持っているんでしょ、超能力」
「一応、持っているよ。ということは君も持っているんだね。感情を読み取る能力?」
いままでの行動から彼女の能力を推理して聞いてみた。
「え??なんで分かったの?」
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