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美少女剣士のミカが飛び出して、『ビッグタイガー』の攻撃を防いだ。
「ありがとう」
と僕は素直にお礼を言った。
「ありがとうじゃないわよ!」
とミカは言う。
ミカのファインプレイにより、『ビックタイガー』と対峙してもいまのところ無傷だ。
「ありがとうじゃなくて、その無敵の聖剣『アロンダイト』で倒しなさいよ!」
「なるほど・・・そういう説もあるね・・・」
と僕は上の空で頷いた。
そう、人類はどこから来てどこに向かうのかを考えていたのだ。
「そういう説もあるわねじゃないわよ!!」
と、ミカのテンションは高まる。
「サトルくんがそういう状態になっちゃったら、もう無理ね!私たちでやりますか!」
と、もう一人の魔法使いカナコが笑っていった。
「いや、でも、もうすぐで何かかが掴めそうなんだ」
と、僕はさらに呟いた。
そう、そろそろ何かが分かりそうなのだ。
我々はどこから来てどこに向かうのか、そして僕は何故異世界にいるのか・・・。
そして・・・はっと気がついた。
これはそう簡単にわかることではないんだ!
「そうか、それを考えるために、僕は異世界に来たのかもしれない!」
と僕は口に出した。
「あ、サトルがやる気だした」
と、魔法使いの少女リンが笑う。
「やれやれ」
と、美少女剣士のミカが首をゆっくり横に振る。
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