第2章 崩界の勇者

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「みんな……。 よし!俺たちログフォースで!魔王を倒すぞ!」 良くあるファンタジーなら、ここで意気投合し、拳でも掲げるのだろう。 だが、何故か僕は弥に拳骨をもらった。 「いてっ!」 「バカ野郎! ログフォースのリーダーは俺だ! まぁ、頑張ろうぜ!」 (あなたにはまだまだ教えないといけない事がたくさんあるんだから、自重しなさい!) 「あははっ! ガンバロー!!!」 「では、行きましょうか。」 「ちぇっ。 って!待ってくれよー!!」 こうして、僕の旅はログフォースと言う最高の仲間を手に入れ始まった。 この先に待つ苦難も、この仲間とならやっていける気がする。 僕の胸は、最初の頃と違い、はずんでいた。
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