プロローグ

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悩んだ末… 「断る!今日のジャ○プまだ読んでないし」 と吐き捨て助けを求める陽輝を置いて魔方陣とは反対側へ駆け出した。 陽輝は半泣きで「置いていかないでくれよー!」と全力で追いかけてきた。 ふっふっふ、この手の書籍を最近読み始めた大樹さんはこれくらいの予想はしてたのだよ! この音速の邪なる者(自称)と呼び声が高い我が校の1番打者である柳瀬大樹様を捉えられると思うな!我が翼(足)よ…音速を突破するのだ! と、厨二思考いっぱいで全速力で走り陽輝をぐんぐんと引き離していく大樹 遠く後方で陽輝の「ぐあー!大樹ーーー!」と言う叫び声が聞こえてくること同時に陽輝は魔方陣に吸い込まれていった。 友よ、悪く思うな…向こうで達者に勇者を全うしてくれ 黙祷の意味を込め10秒ほど俯き目を閉じた。 目を開け先ほど陽輝が吸い込まれた魔方陣の方を見ると… そこには魔方陣が立体になり人の形を形成していた。
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