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「とにかく! 姉の小雪さんには責められましたけど、ご両親は分かってくださいましたから」 それでもきっと彼の心の中に亡くなった奥さんは生き続けるだろう。 だけど、それでも──。 「私なりにけじめはつけたつもりです。真由、前言撤回してもう一度私を好きになってみませんか?」 「……ずるい」 そんなこと言われなくても、あたしはもう全身で『好き』って言ってるってわかってるくせに。 「とりあえず、これからどうします?  家に送りましょうか?」 「嫌っ!」 即答するあたしに、アキさんはクスクス笑う。
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