赤ちゃんプレイ

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「…バブーッ」 赤ちゃんプレイ店の店内。そこで小榊陵はおしめ姿でその口を開いた。 ガラガラやおまる、ベビーベッド風のベッドがある室内。そこで赤ちゃんになりきっている陵はオトコ感のある美貌の持ち主。中肉中背でおしゃぶりを握りしめている陵は独身の社会人。赤ちゃんプレイ依存症で毎週末赤ちゃんプレイ店に赴き赤ちゃんになりきる事で就労意欲を得ている陵は赤ちゃんプレイ店の店員に哺乳瓶でミルクを飲ませて貰うのを待っている黒髪の童貞。天涯孤独で黒曜石の様な瞳の持ち主でもある陵は刹那、その口を開いた。 「バブーッ」 「ハイハイ今できまちゅよー」 その時、陵から少し離れた場所で哺乳瓶に温めた牛乳を入れていた赤ちゃんプレイ店の店員(男)はアイツ、可愛すぎる…と思いその顔を綻ばせた。 ―――陵より頭一つ分大きい。エキゾチックな美貌と筋肉質の体、一生遊んで暮らせるほどの資産の持ち主で独身のタチでもあるその男は保母さんのような格好で哺乳瓶に蓋をしている。一途で以前、付き合ったオトコの浮気現場を目撃したりした過去のある男は道楽で赤ちゃんプレイ店をしている日本人。 天涯孤独で一匹オオカミでもある男は黒髪の現役バリバリの青年で初めは陵を何とも思っていなかったが、今は陵のオシメ姿に興奮し陵をむちゃくちゃにしたい…という衝動にかられている変態。 ああ、コイツを恋愛せずに俺の物にするにはどうしたらいいんだろう…。 陵にミルクを与えながら考え事をし始めた男はほどなくしてその口を開いた。 「そうだっ」 「?」 「あっ何でもないでちゅよ」 後日、男は赤ちゃんプレイ店の前にいた。 閉店しました…という文字情報が書いてある紙。黙々と自分が経営していた店のドアに張り紙を貼っている男はほどなくしてその口を開いた。 「これでよしっと」 数日前、陵にミルクを与えながら恋愛する事無く陵を自分の物にする方法を考え始めた男は金目当ての男や体目当ての男、尻軽男と付き合い恋愛は懲り懲り…と思っていた為、店を閉めたりすれば陵が自分の体と引き換えでも赤ちゃんプレイする事を選ぶんじゃないか?と思い黒い事をし始めた。
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