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さて、一応俺の情報がないとストーリーに支障が出るのは分かりきってるな。
メタくて申し訳ないが、俺はこの小説の登場人物だと自覚があるんだ。
...いや、厨二病とかじゃなくて分かるんだよ大体の事はな。
俺は須賀智。
漢字が読めない奴のためにひらがなにしてやろう。
すがさとし。
性別は男Ω。
4月1日生まれの牡羊座。
血液型はRH-AB型。
趣味は寝ること。
特技は人をイラつかせること。
好きなものは冬と気持ちいいこと。
嫌いなものは夏と馬鹿なヤツ。
こんなもんでいいだろ。
家族構成とか他のことは大体後でわかる。
小説ってのはそういうもんだ。
いい小説ってのはこういう設定とかも特に書かなくたって自然と文章に含まれてんだ。
つまりこれは基本がなってない、書きたいことだけ殴り書きしてるしがない小説ってことだよ。
まぁ価値があるって思った奴だけが見るんじゃねーの?
話を変えるが俺は絶賛発情期。
まぁ強い抑制剤飲んでるから少し気だるい位で普通に生活できるし、フェロモンもほぼ抑えられている。
Ωには珍しく、俺は発情期になっても理性が強く残っている。そして俺が好き勝手できる理由は、この学校はαが少ないことが大きい。
β、Ω専門の進学校だからな。
ただ、この学校にはαのみが通うスポーツ特進コースがあり、専門校舎がある。
...流石の俺もあの校舎には怖くて近付けない。
α性の奴らを1度も見たことがない俺からすればあんなの唯の野生動物と同じだからな。
...ってこれ完全にフラグだーやっちまったー。
きっと何か、良くない何かが起こるあれだー。
うっわだる。くそだる。
...いや、逆にチャンスか。
βのような草食な奴じゃなく、αのあの野生動物のような荒々しいナニが体験できるかもしれないのか...。
よし、いいとしよう。
俺はこういった類いの好奇心が凄い。
残念なΩとは俺の事だと自負している。
心配することと言えば、よく分からないαと番になってしまわないか...だな。
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