やがて、君は空へ飛び立つ

プロローグ

　いつか夢見たあの空を、

　今でも追いかけている。

　ずっとこのまま走っていれば、

　風になって、

　そのまま空も飛べるんじゃないかって。

　自分の走る道の先は、
　必ず幸せが待っていると信じていた。

　そう信じて、走り続けていた。