第3章 再会

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兎に角、綾に似た彼女に言われた通り、日記のバイトの事務所に行った。 そういえば契約は1年で「契約終了しました。事務所にきてください」とメールが入っていたことを思い出した。 綾のことで、それどころじゃなかったのだ。 1年前、契約したビルにいった。 1階は不動産屋になっていて、横の入口からはいるとエレベーターと階段があった。 事務所は2階。僕は階段を上がり事務所をノックした。 「どうぞ」 声がしたのでドアを開けると長い髪を一つに結んだ綾がいた。 「綾」 僕は嬉しくて彼女をとにかく抱きしめた。 「綾 綾 綾 どんな理由があって突然いなくなったんだ。 探したんだ。」 「あの?はじめまして?」 綾は僕の腕の中で初対面の挨拶をした。 な、何をいっている...... 「その人は綾じゃないですよ。ああ......綾 というのはあってるんですけど、リセットしているのであなたが知ってる彼女じゃありませんよ。」 と後ろから男の声がした。 綾を抱きしめていた腕をほどき、ふりかえると「野村徹」とネームプレートに書かれた白い白衣をきた男性が立っていた。
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