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「自分は何もかも一番で優秀で全てにおいて優位に立てる人間だと洗脳の呪いです。
あなたは無意識に抵抗して頭痛がしていたのです、呪いを掛け直されると頭痛は止んだのです」
「母上に愛されていないことは解っていたが呪うほどだったとは・・・」
「遠くに離れて呪いの効果が薄れています、クルミーナ様は起きられるとまず祈りをささげられるそうです、
(自分を誰もが敬うようにしてくれ)と祈られているそうですよ、」
「ああ、あの人は自分が一番なんだな誰よりも自分なんだ、解っていたよ・・・でも母に良く思われようとしていた、
そして母の言うとおりにしていたらこの有様だ」
「お母様と決別出来ますか?」
「ああ、私はここで朽ちていくよ、母の過ちも含め今まで傷つけてきた人たちに謝罪を込めて」
「!もしかして討伐に参加されたのは死に場所を求めて?」
「そうだな、そう言ううつもりは最初は無かった、
誰かを助けたい、自分が出来ることが有ればと思った、
でも戦闘中朝方にまたあの頭痛がしてきて、
私の動きが鈍くなって隊列が少し崩れた時、自分はもうここに居ては往けないのだと思った
そして倒れて魔物に爪を立てられぞうになった兵士の前に出たんだ、彼はどうなったんだろう」
「意識は戻ったそうです・わ・・・何かとても腹立ってきた!、何あの女、何考えてんだふざけんな、自分の子どもに何やってんだ」
フレイアの表情と言葉が険しくなっていった
「フ・フレイア?あなたがそんな言葉使うなんて初めて聞いた」
「・・・すみません、つい、・・・自暴自棄にならないでください、少なくとも王とブルック子爵は貴方を思っておいです」
「父上が、子爵まで・・・」
「頭痛はどうですか?」
「痛みは慣れてくるものだよ、痛み初めはつらいが・・・」
「欠損した手足の修復と呪い返しをします。よろしいですか?・・・呪い返しはそのままお母様に呪いが帰ります、貴方が苦しいんで来た頭痛も帰ります。」
「そうか分かった、ありがとうフレイア」
「では始めます」
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