19人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
プロローグ
ぬばたまの 夢の浮橋 死人花見果てぬ夢を 想ひけるかな※
~銀陽月~
神の領域。
その領域を目指し、一体何人もの人が堕ちて行くのだろう?
血のように紅く、業火のような戦慄の美貌。
それは古より繰り返され、今も尚、永久の時を…
※死人花は彼岸花の別名。
(口語訳)
儚い夢の通い路から、彼岸花の咲く夢を見た。
夢の中でも、こうして見終わらない夢を思うようになったよ。
※この物語はフィクションです。作中に登場する場所、固有名詞、出来事等は
全て架空のものです。
最初のコメントを投稿しよう!