2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
酔いが程良く回った深夜の時間帯、俺は自宅で１人、暇を弄んでいた。
「ったく、みんな付き合いが悪いんだからよ～」
酒を飲みながら愚痴っていると、今日の飲み会を思い出した。この夏、大学が夏期休暇に入ったので久々に飲み会を開催した。飲み会には同じゼミに所属しているメンバーが全員参加していた。今日は思いっきり飲むぞ！っと意気込んでいたが、あろうことにみんな二次会を断り、思った程飲めなかった。
そして今に至った訳だ。テレビをつけ、酒を飲みながら机にうつ伏せになる。
「全くもってみんな付き合いが悪すぎる！みんな集まって飲める機会なんて社会人になったら、もっと無いんだからな～」
そして俺は突然泣き始めた。俺は根っからの酒癖が悪い。確か俺の酒癖が悪いことはみんな知っていたな……まさか、俺に絡まれるのが嫌で二次会を断ったんじゃないだろうな……
最初のコメントを投稿しよう！