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蘭:この前、もしかしてコンビニで逢った?
塁:...逢ったけど、シカトしてたじゃん
蘭:ごめん...でも、塁君家族と一緒みたいだったか
ら。
話しかけて、奥さんと揉めたりしたら困るも
ん...
塁:なんだ、そういうこと?
俺、てっきり蘭さんはもう、俺の事忘れたのかと
思ってた。
ずっと俺のこと避けてたしさ。
蘭:忘れられるなら...忘れたかったよ。
わたしだけ苦しいのは嫌だもん。
わたしだけ待つのは嫌だもん。
塁:嘘だろ...?
だって、蘭さん、俺が最後に店行った時に“恋して
る”って言ってたじゃん?
俺、めちゃくちゃ傷ついたんだけど。
蘭:恋、してたよ?
うまくは...行かなかったけど。
塁:やっぱり、俺が本命だったから?
蘭:バカ...。
塁:そうだろ?やっぱり俺たちは惹かれ合ってたんだ
よ。ちょっと、出逢うのが遅かっただけで。
蘭:んん...て言うか。
塁君、今ならもう時効かな?
あの時、言えなかったこと、言っちゃってもいい?
塁:いいこと?悪いこと?
蘭:わかんない...。
でも、あの時は絶対言っちゃいけないって思って
た。
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