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「…マ、マナ、ブ?」 マナブに名前を聞いた後、ディルはマナブの名前を口にした。 「そうです。これからはオレの事マナブって呼んで下さい。あ呼びにくかったらマナでもいいですけど…」 「マナは女の子の名前なんだね」 察しのイイディルはそう言いマナブはハイと言いその顔を綻ばせた。 可愛い…もう少し大きくなったら呪い解く協力者になって貰おうかな…。 マナブの屈託のない笑顔はディルをそう思わせた。 それからディルと共に世界を救う方法を探す旅をし始めたマナブはディルと距離を縮め始めた。 後日、マナブはディルと共にホットランドと呼ばれている場所に足を踏み入れた。 砂漠や砂嵐がある。ディルの魔法で砂や暑さから身を守って貰っているマナブは砂嵐を見、その口を開いた。 「うわ凄い砂嵐ディルさんの魔法使いでよかった…」 「マナブさん付はするなって言っただろ?」 「あ…ハイすみません」 数日前、マナブにディルと呼んでといったディルはそれからマナブにディルさんと呼ばれ始めた。 「今度さん付けしたら竜の呪…」 その時、竜の呪いを解いてもらうよと言いそうになったディルは慌ててイヤ何でもない…と言う言葉を発した。マナブはその顔に訝しげな表情をし首を傾げた。 変なディルさん。 それから考え事をするそぶりをし始めたマナブはディルが竜の呪い解いてもらうぞと言いかけたのかな?と思い竜の呪い解く方法って何なんだろう…とも思った。 後日、マナブはホットランドにある街ホットシティーにいた。 石造りの家や宮殿がある。
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