1 出会い

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しまった、やってしまった。そう思った時、僕の隣の席の女の子が声をかけてきた。 「もしかして、居眠りしててメモ取れなかったの?」 まさか、この子に僕の居眠りしてたキモ顔を見られていただなんてと思うと、恥ずかしい気持ちでいっぱいになった。なぜなら、この子は黒髪のロングで、目はクリクリしてて少したれ目な子。身長は少し小さめの、とても清楚な女の子で男子からモテている子だからだ。いくら隣の席だからって、こんなにも距離近すぎると、可愛すぎて直視出来ない。 「あ、はい!実は居眠りしてしまって、メモするの忘れていて……。」 僕は少し照れくさそうに言った。 するとその子は、 「今度は居眠り、気おつけてね。」と、ニコッと微笑み僕にノートを渡してきたのだ。その優しさに僕は感動した。胸がジーンと熱くなったのを覚えている。僕は自分のノートに大事な所をメモしていった。
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