第69章 真っ当

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第69章 真っ当

なにを信じれば良いのだろう。 自分が恐ろしいほどのバカに思えてくる 大きな穴が一歩先に広がっているような気分がする 自分の痛さ、脆さ、無知さ、愚かさ、それが今の僕に後ろ指を指す。 真っ当に生きていくことが正しいんだ。 真っ当に。真っ当に。 子供の頃から、真っ当な人になりたかった。 それが理想。 けど、そうやって極力自分を抑えて、それでも残ったものが、絞りかすが個性なのか。
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