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きっかけ
私はママとパパが大好きだ。
朝起きると真っ先に二人の所へ向かう。
「ママ! パパ! おはよう!」
笑顔で二人に挨拶をする。
それに気づいた二人が優しい笑顔を私に向けながら返事をする。
「おはよう優紀。朝ごはん食べなさい。」
この人は林優香。私の自慢のママだ。
「おはよう優紀。」
この人は林敦紀。私の自慢のパパだ。
「うん!」
私は返事をしながら席についた。
私の名前は林優紀。
名前は二人の漢字から一文字ずつ取って付けたらしい。この名前には色々意味が込められているらしいが、教えてくれない。
今日の朝ごはんは味噌汁に目玉焼き、それからベーコンだ。もちろん、ご飯も付いている。
我が家の味噌汁は赤味噌にワカメと豆腐、それから油揚げが入っている。トロトロとろけているワカメが私は大好きだ。
「美味しい。。!」
いつもと変わらない味で安心する。
食べ終わると着替えを始める。
着替え終わりテレビを見ていたらいつの間にか小学校へ行く時間になっていた。
「行ってきま~す!」
玄関を開け、二人に挨拶をして出発する。
「「いってらっしゃい」」
二人の声が重なる。
私は世界で一番幸せな家族だと思っている。
私は、幸せだ。
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