野心男子に類なし

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「うわっ!」 突然、座っていたソファに押し倒された。 犯人は・・・橘だ。 「な、なにを・・・」 「お前、何考えてんだよ。テレビと俺と交互に見やがって」 「え?嘘だ」 「嘘じゃない。チラチラチラチラ、なんなんだよ」 「み、見てない」 「・・・・・・そうか」 「ひゃ・・・っ」 橘の手がシャツの中に潜り込んできた。 冷たい手。 だけど俺は知っている。 橘がとても、熱いことを。 「犯してほしいなら、ちゃんと言え」 「・・・・・・思ってない」 橘。 上を目指して。 俺を意識して。 お前が思ってくれているから、 俺はお前より上でいられる。 俺をもっともっと、欲しがって。
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