第一章 パンドラの匣

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《主な登場人物》 三日月一華(みかづきいちか)・・・一哉の姉、霊能力者であり、古書店「森羅万象」の店主兼祓い屋をしている。美味しい食べ物に目がない。美しい容姿に反し粗暴で口も悪いが、優しく面倒見も良い。 三日月一哉(みかづきかずや)・・・一華の弟。ごく普通の大学生。霊媒体質の為におかしなモノをよく引き寄せる。姉に振り回される事多々あり。 三日月幸三郎(みかづきこうざぶろう)・・・一華、一哉の祖父。妻の時江により霊能力を与えられ多少視えるようになる。ブッチやワラちゃんの遊び相手。 ブッチ・・・ひょんな事から一哉の守護霊に。よく働く男前な猫だが、一華に頭が上がらない。生前、頭にある大きな黒いブチから名がついたようだが、一華からはブタ猫呼ばわりされている。 ワラちゃん・・・とある依頼主から貰い受けてきた座敷わらし。よく縁側で幸三郎と日向ぼっこしている。連れて歩くとご利益がある。 篠崎比菜(しのざきひな)・・・一華の大学時代からの友人。心霊雑誌「怪奇交友録」を発行している出版社にて働き、本人も心霊現象に興味あり。一華の良き友人だが、何かとよくやらかす。 藤咲将直(ふじさきまさなお)・・・南櫻署の刑事であるが、心霊現象に興味あり。一華の事を気に入りちょくちょく顔を出すものの、いまいち進展はしていない模様。 松岡勝次(まつおかかつじ)・・・藤咲の上司。その見た目から一華からはゴリラと呼ばれる。間違った事が嫌いな熱血刑事。霊の存在は信じていないが、一華達には一目置いている。
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