俺の職場の輝く天使

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 ――本当の近藤さんを知りたくて。  ――だから忘れる訳ありません。  ウクレレの軽快なBGMが流れている。この音を聞く度に浮かれてしまいそうな自分が恐ろしい。  漸く腕を離した佐々木が、俺の耳元で「やっぱり面白い子だな」と囁く。俺は佐々木の肩を掴み、耳元で言ってやる。 「面白いんじゃない。可愛いんだよ」  佐々木は額に手を当て、ガハハと笑った。西園はブラウスのフリルを揺らし、ちょこんと小首を傾げる。頼むから佐々木の前で愛想を振りまくのは止めてくれ。
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