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そう感じたGは、茶碗を置いて、億劫そうに膝立ちになった。
そして、隆行に近づいていく。
「だから、世のためにも俺は…、って。ん?どうした?」
「………。」
Gは無言のまま、隆行の元まで進むと、右手の拳を握り込む。
そして、力一杯、隆行の顔を殴りつけた。
「………テメェがトップの組織だろうが。テメェが道標だ。その責任を放棄してんじゃねぇ。」
突然殴られた隆行は呆然としていた。
図体の大きさと頑強さは以前よりも勝っているため、Gから殴られても対したダメージは無いであろう。
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