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「………意見を聞く事は大事だ。………ただ………それだけじゃねぇだろ。」
「………。」
「………戦の必要性は良く分からん。………ただ………テメェの言葉で話せ。………周りのせいにするな。」
そこまで言ったGは、再び膝立ちで夜具の元へ移動すると、茶碗を掴んで一口飲む。
そして、隆行を見る。
隆行は、殴られたところを触りながら呆然としている。
(俺も大人になったもんだ。昔ならカッとなって喧嘩になっただろうな。)
そんな事を考えていると、苛立った表情になった隆行が小さく舌打ちをした。
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