これから始まる

6/6
133人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
 奏太は笑いながら俺が伸ばした手をとってくれる。そして、その目が奏太のこの手を取ることができるのは、俺だけだと言っている。  踏み出そう。大きく未来へと。  俺達の物語は高校生で止まっていた。錆び付いた歯車を2人で手を取り合って押し出したのだ。 【完】
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!