バイバイ

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バイバイ

タイムリミットが近づいていた。智之の顔色が真っ青になり、浜辺に膝をついた。 「うっ……くっ……っ。」 そして12時になったと同時に 智之はその場に倒れてしまいました。私は死神の鎌を出すと、智之の魂と肉体の境界を鎌で切り裂いた。その瞬間魂の智之は私の顔を見ると、 「バイバイ、ミサ。」 手を振りながら暗い夜空へ消えて行きました。 残された肉体は この思い出の浜辺から海に流すと、海の底に沈み 見えなくなりました。 「………ミサ。」 振り向くと暗い浜辺に蓮の姿がありました。蓮は私が心配で来ていたようだ。波の音だけが聞こえて そこにはさっきまでいた智之の姿はなく、手には絵だけが残っていた。
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