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白龍を 破幻包囲球に閉じ込めたのは なんと 半島にいるはずの 炎 武の兄弟弟子 錬 豹
炎 武が 日の本へ渡る前に別れて以来だが さすがに 五年以上 修業を一緒にした仲だけに すぐに 阿吽の呼吸で 戦いを続けています
「炎 原師範より 命令でさ 半島から 龍一族の恐るべき龍撃砲が日の本へ渡ったとのことでさ おいらが 助っ人に来たわけさ」
「なんにせよ助かった あの砲台の邪の砲弾 ちっとやそっとじゃ 消しきれなくて そこにあの 白龍ってのが 邪気をバンバン撃ってきてたしなあ」
さて その 白龍 元々 龍 法眼が自身の邪気を ヒトガタにした物
あっという間に 破幻の力で 浄化されてしまいました。
「よっしゃ んじゃあ この巨砲も ぶっ壊しますかねえ」と相変わらずの無茶を言う錬 豹に 炎 武も なにやら やれそうな気分になってるのは不思議な物ですが
お互いに 気を高めては 一気に 気弾を一斉に 龍撃砲へ放ちました
どかん
大爆発すると思われたのだが
あにはからんや
龍撃砲の真ん前に
一人の影が
爆風と爆煙の舞う中に 現れては
「貴様ら 我が分身の白龍 黒龍をも消し去りおって 猪口才なやつらめ」と
そこには かつて 柳羽 十兵衛とも互角以上の力を見せつけた
龍一族の総帥 龍 法眼 その人が立っていました
「ほぉ こいつが 龍一族の親玉かぁ ならおいらが 戦うから 武 お前は 大砲 ぶっ壊してくれや」と言うや
錬 豹
まさに 野生の豹の如く 素早い動きで 相手に迫っていきます
一方 炎 武は 言われたままに 龍撃砲破壊に向かうかと思えば
さにあらず
これも 気を ずんずんと高めては 龍 法眼に戦闘体で いつでも
戦う準備をしています
「気銃 十連弾ー!」
ダダダダダダーーーー
まさに 後の世の 機関銃(マシンガン)の如く
錬 豹の気弾が連射されて
龍 法眼を圧倒してると思いきや
なんと 龍 法眼 全身に邪気の膜を張っては 錬 豹の気弾を 全て 弾き飛ばしています
「野郎 ふざけやがってぇ ならぁ これだぁ!」と今度は一気に 加速した錬 豹
相手の背後に飛び回っては 直接 気を溜め込んだ 拳を撃ち込みました
が
一瞬で かわされては 逆に 邪気を溜めた蹴りを 背中に入れられて
すっ飛びます
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