プロローグ

1/4
225人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ

プロローグ

カーテンの隙間から日が差し込む、明るいベッドルーム。  そのベッドの上で、うつ伏せに膝を立たせ腰を高く上げた姿勢の結城(ゆうき)リュウと、その背中に覆い被さるように神栖(かみす)亮佑(りょうすけ)が腰を激しく揺らしていた。 「あっ、あっ……んっ……あ、あ……っ」  後ろから突かれる刺激に足の力が抜け、リュウは半身を支えていた膝をガクガクと震えさせた。 「リュウ……最後……に行くよ?」  リュウの様子に、絶頂の時期を悟った亮佑は腰を打ち付けるスピードを一気に上げた。 「あぁっ! やっ……あっ、あぁっ」  ただ律動を速めただけでなく、下から上に突き上げる勢いも増し、リュウが全身を奮わせる絶妙なポイントを、亮佑は刺激した。 「あ、あ、……あっあぁー……っ!」 そしてリュウは、今日何度目かの絶頂を迎えた。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!