16.番外編:それと、それから。

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・ ・ ・ ・ ー…後日、土岐津に仕事終わりに飲みに誘われた。 と、いっても自分からは会話は展開しないから、俺から話しかける。 「…で?高輪とはどうなった?全部つたえられたの?」 「んー…まぁ…」 「…まぁって…俺今日さ、合コン蹴ってお前に付き合ってんだけど!」 「へぇー」 「へぇーじゃねーし!なに?なんかあったからお前から誘ったんじゃねーの?」 「…」 土岐津は眉間にグッと力を入れて黙った。 「は!?黙りか、黙りなのか!?」 「…り、理由がなきゃ、お前誘っちゃいけないのかよ。」 こいつのツンデレにはだんだん慣れてきたつもりだったが、突然のデレには参る。 「なんだよ。お前が素直だと、調子狂うわ。」 「だ、だいたい!お前は俺が好きなのかよ!?」 この、突然のツンにも対応が難しい。
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