1403人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
「泰志、大丈夫そうなら指を増やしてみてくれ」
「うん。――センパイ、もう一本くらいいけるよね」
「へ? あ、ゃああ、ッ」
千世が僅かに気を抜いたところで、後孔へ更に指が追加される。だが今度は先程までの優しさを忘れた手つきで、千世の中をかき回してきた。
「ふぁあッ――た、泰志…くる、し……っ」
「泰志、第二関節のあたりまで入れたところにこりこりしたのがあるだろ。そこ、感じるポイント」
自分は男なのに、どこにそんなとことろがあるのだろう。これ以上の快感は危険だ。未知の感覚は、自分がどうなるのか分からなくて不安ばかりが付きまとう。
だから千世は泰志の首に縋り付いて彼の動きを止めようとした。
最初のコメントを投稿しよう!