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そこで、ダンボールごと家へ持って帰る事にした。親には反対されるだろう、そう思いながらも歩く。そして、俺はただいまと言いながら、玄関のドアを開ける。おかえりと言いながら母親がリビングから歩いてくる足音が聞こえる。母が玄関へ着いた時、とても驚いた顔をした。
やはり驚くよなと、俺も心の中で思った。
母に、この犬が捨てられていて可哀想だったから飼っていいか、そうつげた。すると母は、サラッといいよ、と言った。俺は絶対強く反対されると思っていたのだが、まさか簡単に賛成意見をくれるとは驚いた。
一匹の捨て犬を拾った事がきっかけで、俺はこの捨て犬を幸せにしよう、そう強く心に決めたのであった。
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