愛して、先生

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しかし断ることを許さないと言わんばかりの、威圧的な目をしている。 俺のいろいろ顔を引き出す。 言い方を変えると・・・ 俺のすべてを知り、支配する。 そういうことだ。 「何を言ってるんです?」 握られていた手を振り払う。 藤原が驚いた顔をした。 「生徒のことを第一に考えている?当たり前じゃありませんか。  私たち教師は生徒に勉強を教えることが仕事です。  それで給料をいただいているんです。憧れも何も、当たり前のことをしているだけです。  それで私に憧れるというのなら、全教師が憧れの対象になると思うのですが」 「それは違――」 「あと、私があなたに従っているのは、あの画像があるからです。  抱くとか愛するとか、脅して好きなようにすればいいじゃありませんか」 「・・・っ」 藤原の表情が曇る。 少し言い過ぎたかもしれない。 だが、事実は事実だ。 「・・・あの画像がなければ、俺に抱かれないんですか?」 「当然です」 「・・・・・・そうですか、じゃあ」 藤原が立ち上がる。 不敵な笑みを浮かべて。 「あなたの言うとおり、あの画像をめいっぱい利用することにします。  堀江先生の方から俺を求めるようになるまで」 ゾクリ、と、背中が粟立った。 俺が必死になって作り上げた「堀江一貴」という人間は、     
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