第1章 転移と転性

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第1章 転移と転性

 突然だが人類は大きく3つに分けることができる。 日常を平和に暮らす一般人 魔力を源とし「魔術」を操る魔術師 魔術の上位「魔法」を極めた魔法士 この世界コンストテヴィアは魔力の急発展により建国された魔法国家である。 人口の8割が魔導を歩み、ある者は生活向上のため、またある者はギルドや軍に入隊するなど、人によって趣旨は様々。 そんな中、最上位である魔法士は国家の守護者として重宝され、半ば強制的に国家軍へ入隊を命じられ高い地位と権力が与えられる。 俺ジンティス=エスタルカは最年少にして国家軍特殊迎撃部隊最高責任者である。 しかも 俺は世界に9人しか存在しない魔法士 『九大魔法士』の序列第2位である。 魔力の質・量ともに恵まれ、俺の扱う魔法はあらゆる法則も如何なる人物も強制的に服従させる凶悪な特性がある。この力を駆使し数多くの実績と信頼を積み上げてきた正真正銘の「最強」である。 しかしそれはつい前日までの話である。現在俺は何をしているのかというと・・  「はい皆さんに今から転入生を紹介します。では君、自己紹介お願いね。」 俺は先生から渡されるチョークを受け取り カッカッ・・。黒板にスラスラと名前を書く。 「みなさん初めまして、今日からこの学校に通うことになりました陣地瑠香です!よろしくお願いします!」 俺がお辞儀をするとクラスメイトによる拍手及び可愛いねコールで教室内が騒がしくなる。 そう俺ジンティス=エスタルカ(♂)は今日から陣地瑠香(♀)として異世界の私立高校で女子校生をすることになった。 「・・・どうしてこうなった」
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