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読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。
そして、ほのぼのおとぎ話を想像してお読み下さったかたがた、
申し訳ありませんm(__)m
原作執筆時、『シリアスな苦悩からの脱却』を縛りとして書いたものですから(^o^;)
この物語は元々、
2014年、水野水乃さん主催のイベント『【7人1組】桃太郎【連作短編】』参加用として書いたものです。
イベントの主旨は、
前走者の設定を矛盾なく引き継ぎながら、
単独でも物語として成り立つ短編を、各登場人物視点でリレー執筆すること、でした。
おじいさん視点(天藍さん執筆)→おばあさん視点(輝良 キラさん執筆)→犬視点(ココロカナタさん執筆、非公開)と繋ぎ、
私の担当は四番手、猿視点の物語でしたが、
チームリレーそのものは『犬』編で継続不能となり、イベントをリタイアする成り行きとなってしまいました。
リレーですから当然、基本設定などは私の創作ではなく、前走者の皆さまの創作を引き継いだものですし、
特に直前走者の『犬』編でココロカナタさんが設定した登場人物達の関係性を骨子として執筆しています。
決して私の力で構築できる世界観ではありませんでした。
また、当時colorさんが作成して下さった表紙画像から受けたインスピレーションも、大きな要素でした。
今回、改稿するにあたり、設定そのものにはほぼ手を加えていませんが、
桃太郎以外の登場人物(?笑)達に付けられていた固有名詞はすべて伏せ、
この一話に必要な設定だけに絞って他を削り、
さらに主人公を雌猿から雄猿に変えて、細部を書き直しました。
リレー小説の中の一編ではありますが、
猿蟹合戦の猿が、なぜ桃太郎の一行に加わることになったのか、その過程と猿の心情を、
『桃太郎』『猿蟹合戦』のストーリーと重ね合わせながら、
単独短編としてお楽しみいただけたら幸いです。
リレーのチームメイトと、読んで下さった皆さまに感謝を込めて。
かず。
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