1687人が本棚に入れています
本棚に追加
/558ページ
理子side
私、田上理子は、悠ちゃんのお嫁さんになった現在も、幸せの海をずーっと泳ぎ続けています。
「ねぇ、悠ちゃん大好きだからね!」
そう笑顔で大好きな悠ちゃんに伝えたら、
「それ今日の分なの?」
と悠ちゃんが笑って言った。
「そうだよ!悠ちゃん大好きだからね!」
「なら、それは明日の分なの?」
何て言うから、
「一日一回まで、とは約束してないよ!」私は叫んだ。
悠ちゃんはクックックと必死に笑いを押し殺そうとしているけれど、全然我慢できていない。それどころか、ケタケタと声に出して笑いだした。
レアな悠ちゃんだぁ。
私も嬉しくなる。
嬉しくて、嬉しくて、叫びたくなったから、
「悠ちゃん大好き~」と本気の叫びを発してみたら、
一秒後、ギョッとした悠ちゃんに慌てて手で口を塞がれることとなった。
「でかいよ、声がっ」
叱られたけど、全然怖くない。
だって、悠ちゃん笑ってるもん。
また明日、本気の告白しちゃおうっと
私は秘密の誓いを心にたてる。
今日も明日も明後日も、ずっとずっと悠ちゃん大好きだよ!
完。
最初のコメントを投稿しよう!