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・・・早く・・・！
早く本隊に知らせないと・・・！
ここは危険すぎる！
何がどうなっているのかさっぱりわからないが、一刻も早く引き返さないと！
「こちら斥候！ 誰か応答してくれ！
・・・本隊！ 聞こえないか！？」
ｶﾞｶﾞ･･･ﾋﾟｰ、ｶﾞｶﾞ･･･
『・・・こち・・・隊、ｶﾞｶﾞ うした？ ﾋﾟｨ～・・・ せよ！』
ダメだ、電波の入りが悪すぎる・・・！
無数に林立する奇怪な岩柱のせいか？
それとも・・・
この辺り一面を覆い尽くす・・・白い霧のせいだというのか・・・！
「本隊！ こちらの声が聞こえるか！？
応答できなくてもいい！
聞いてくれ！
偵察に同行していたミリアムが死んだ！
攻撃された形跡がない！
まるでミイラのように突然、全身干からびて死んでしまったんだ・・・！
いや、突然ではないかもしれない・・・！
ある時、不意に疲れを訴え始めて・・・
気がついたらまるレ老人みラいにげっそりと・・・
それが・・・それラ・・・！？」
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