愛して、先生 lack of skill

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愛して、先生 lack of skill

昼休み。 化学準備室。 「・・・は、っ・・・ん」 施錠された部屋の中。 「ふ・・・っ、う、ん・・・・・・っあ!」 「堀江先生、声」 「は・・・んんっ」 俺たちは、猥褻な行為に耽っていた。 いや、正確には 猥褻な行為を強要された、と言う方が正しい。 「ふふ、気持ちいいですか?」 「は、ん・・・気持ちいい・・・と、言えば・・・っ、満足、ですか?」 「そうですね、ほぼ」 ―藤原七生。 俺の腰を掴んで獣のように蹂躙する男は、 先日、俺に薬を飲ませ強姦し、その姿を写真に収めた。 そのデータを利用して、こうやって俺を抱きに来る。 性欲処理の道具にしているというわけだ。 まあ・・・ 『あなたに、憧れ続けてもいいですか?  あなたを抱いてもいいですか?  あなたを・・・・・・愛してもいいですか?』 ・・・それだけに利用しているわけではなさそうだが。 「・・・ん、堀江先生、気づいてます?」 「なに・・・が?」 「あなたが俺に抱かれることに、慣れてきたことに」 「ひっ・・・くっ」 より奥まで侵入されて、 身体が大きく震えた。 「締め付ける、感じ・・・とか、すごい、絶妙で、  俺の形とか、大きさ、に・・・慣れたみたい、ですよ」 「・・・そう、でしょうね、っう」     
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