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週に1度の割合で抱かれていれば、
身体が覚えてしまうのは当然だ。
慌てて自分の爆ぜそうなものに、ハンカチを被せる。
震える手で、上から押さえた。
そうでもしなければ、机の上の書類が汚れてしまうからだ。
「ん?・・・堀江先生、もう・・・イきそう?」
藤原が笑いながら囁く。
その吐息すら、興奮を掻き立てる。
そして、藤原の腰の動きが早くなる。
自分が動かしていた速度と異なるため、
互いにぶつかり合う音が、化学準備室に響いた。
「あっ、あ、はっ、く、う、ううっ」
「すご、気持ち良さそう、ん、あ、俺も限界、かも」
後ろで、藤原の蕩けるような声が聞こえる。
それと同時に、自分の身体が大きく揺れたのがわかった。
「は――あ、っ、ぅ・・・ぁ」
「――ほり、え・・・先生っ」
迸った精液が、ハンカチを色濃く染めていく。
同じくして、自分の中も染められていった。
「・・・う、ぁ、堀江先生・・・、気持ちいい」
うっとりとした声で、中に注ぎながら、藤原が呟く。
―忘れてはいけない。
この行為がどんなに良くても、
和姦ではなく強姦だということを。
俺は、自分の恥ずかしい写真を利用され、
脅されて身体を差し出しているということを。
こいつが俺を好いていようと、愛そうと、
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