私の過失

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********** シャワーのお陰か、薬が効いてきたのか、体の怠さは消えてないけど、頭の痛みはおさまった。 「腹減ったろ。出前でもとるか?」 「ううん。食欲ないからいい」 「ならまだ横になってろ。調子が戻ったら何か食いに行って、その帰りに送ってくから」 「わかった、寝てる。けど添い寝して欲しい。傍にいて欲しいの」 「いいよ、それくらい」 また私は布団に入り、彼も隣で寄り添ってくれた。 桔平の体に、自分からくっつく。 彼は体の向きを横にして、片腕を私の背に回した。 「………桔平、私のこと愛してる?」 服を着ているから、心音が聞こえない。 「愛してるよ。イチゴは? 俺のこと愛してるか?」 「すごく愛してる」 分かっているけど、確認したい。 言葉で繋がりたい。 それと、 ―――体でも。
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