第9話 薄れゆく境界線

只野の中で何かが変わりつつあった。 夢と現実の境界線が薄れていったのだ。

つむぎ

16分 (9,417文字)
現実を拒絶し始めた只野。その先に待つモノは……。

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あらすじ

只野は布団から出られない生活を送っていた。 外出は最低限、学校行事と通院のみ。 鳴らない電話に怯えながら、ついには幻聴さえ聞こえ始める。 只野のは『消えたい。』と呪文のように繰り返す。 そんな

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