魔法学園に行きます

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魔法学園に行きます

ギルドカードを貰って、王国に引っ越すために一旦闇の森に戻った 「ふみゃ~…何かとても疲れたよ」 闇の森にある僕達のお家は洞穴を基として作られている 入り口はそんなに大きく無くて、人一人分の大きさしかない でもちょっと歩けばかなり大きいドラゴン一体が、丸々入るくらいの広さがある それが僕達のお家 「二人共。空間の中に手あたり次第に入れておいてくれ。また向こうで片づけるぞ」 空間を出して、割れない程度にポイポイと物を入れていく 十分もすれば洞穴の中にあった物全て収納出来た 「お疲れ様。休もうかと言いたい所だが、このまま王国に戻ることにする」 「分かった」 「うん、わかったよ」 「二人共我に触れてくれ」 蒼乃くん僕はフェンの手を握った 「ふむ、転移」 フェンが転移と言うと、視界が歪み、王国の門の前に来た 「やっぱり転移は楽だね」 「その代わりに、行ったことのない場所にいけないのが転移の欠点だがな」 僕達は転移はフェン任せの代わりに、フェンに色々な場所に連れて行って貰った為、色んな場所に転移が出来る なのにフェンは僕達に転移をさせてくれないのが何でかは分からない ちゃんと実力はあるのにな 「あ」 門番の驚く声に僕は聞いたことがあった もしかして最初に会った門番さんかな? 「君達、大丈夫だったかい?」 開口一番に門番に心配をされた 「大丈夫とはどういうことだ?」 「知らないのですか?実力のない王女が貴方達を捕らえようとしているのです」 あの王女が僕達を捕まえに来ようとしてるの? 「あ奴には我らを捕まえる事は出来ないだろう」 「どうしてですか?」 「既に潔白を証明をしているので問題ない」 「そうならいいのですか。ですが、気を付けてください」 フェンが首を傾げた 「あの王女は無駄に権力を持っているので、何かありましたら総帝様に報告して下さい」 「総帝ってあの銀ローブの事?」 「総帝様をご存知なのですか!?」 「ご存知も何も僕達のランク決めの時に帝、多分全員居たと思うよ」 門番はとてつもなく驚いた顔をした
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