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フレイ「そ、それは、敵として認識するために言い換えただけなんじゃねぇの……?」
フウ「それでも…普段の嵐なら…ちゃんと帝って…呼ぶ……。自分の敵ならともかく……私達に戦わせるなら……ちゃんと向き合えって……あえて…帝って言う……」
クリナ「…確かにそうかもしれませんね」
ブラン「だとしたら、あのローブ集団はいったい…」
マナ「そこの風の嬢ちゃんが言う通り、あれは俺達が用意した帝の偽物だ。世界を管理する俺達にとっちゃ、人間の真似事なんて朝飯前だ。気配や魔力まで同じだったのは、前に嵐に貰った気配を同調させる魔法陣を改良した物を使った」
フレイ「じゃあ本物のマスター達は!」
マナ「戦場で大暴れしてるよ。炎帝に関してはお前の言う通り、大声で両斧振り回して暴れ回ってるよ」
フレイ「なんだー…。マスター殺しちまって、ペガサスがどうなるかと思ったぜ…」
マナ「良かったな、どうにもならなくて。さぁ、アントレ(肉料理)の次はデザートだ。言っとくが、コイツも俺達が用意した奴だが、次は偽物なんかじゃねぇ。本物だぞ」
そう言って再び腕を一振りすると、先程と同じように光の柱1つが現れ、その光の柱の中に1人の人物の姿が。
その人物を見た瞬間、嵐を除く全員が驚愕の表情を見せた。
特に驚いていたのは遥。
なぜならその人物は…
遥「あ、葵さん…?」
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