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でも、こんなことはざらだった。
君が浮気性なのはわかっていたよ。
君が砂糖菓子のようにベタベタしているところを何度も見たからね。
その度に僕の心は激しい嫉妬心で燃え上がるんだ。
君を沢山恨んだよ。
おぞましい想像で君を呪ったりもした。
頭の中で、砂糖細工で出来た君を何度も焦がしてカラメルにするんだ。
焦げて苦くなった君を、今度は僕から裏切ってやろうってね。
それでも君は、元通り。
甘いまま、僕の心にへばりついたまま。
いや、へばりついているのは僕の心の方なのだろうか。
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