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山本さんは話している間も、1人1人の顔をジロジロみている。
まだ、昨日、グループから2人を選ぶというゲームを終えたばかりで、クラスの雰囲気も悪い中、新たなグループでスパイ活動をするなんて……
みんなもザワザワとし始めた。
「現在、組織は人数が増えすぎた。 役に立たない人間は処分し、ドールに代わりを務めさそうと思う。
昨日、君達が選んだ役に立たない生徒の代わりはドールが入る。
そして、実習で失敗した生徒は当然ペナルティだ」
山本さんの隣に立っていた校長先生が話し始めた途端、全員静まり校長先生の話を聞いている。
またペナルティ。
私はいつか無事に永田学園を卒業出来るのだろうか。
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